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【災害伝承】災害時の言い伝えを学べる書籍・本10選!

皆さんこんにちは!
災害医療大学:災害伝承研究室です。

日本各地に伝わる災害に関する先人の知恵を発信するサークル?です。

今回は、我々が参考にした書籍をご紹介します!

より入門的→専門的に感じた順番に紹介します!

災害伝承の大研究 命を守るために、どう伝える?

児童向けの本で、大きめサイズのため、子供と一緒に防災知識をつけるのに向いています。
イラストが多く、実例がわかりやすい印象でした。

災害伝承とは?なぜ必要なのか?からまとめられており、丁寧です。

昔の伝承だけでなく、現代の教訓をいかに後世に残すのかということも学べます。
災害のデジタルアーカイブ化VRの話が出てきたときには驚きました。

歴史としての東日本大震災: 口碑伝承をおろそかにするなかれ

東日本大震災は・・・先人たちが警告していた!
ということがわかります。

伝承や口碑について、専門知識や文献研究、取材、実体験を踏まえた解説がされています。
先人たちの警告の重要性に気が付きます。

日本災い伝承譚

江戸時代から現在までの民俗譚が88編まとめられています。
テーマは疫病・地震・津波・噴火・雷・洪水・飢饉と分かれており、物語を読む感覚で読めます。

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日本災い伝承譚 [ 大島廣志 ]

価格:1,980円
(2022/11/11 13:16時点)

医療民俗学序説: 日本人は厄災とどう向き合ってきたか

地震や津波などの災害ではなく、疫病がメインテーマになります。
西洋医学ではない民俗医療の歴史がわかります。
新型コロナ感染症への対応にも通ずるものがあるのでぜひご一読いただきたいです。

気象災害から身を守る 大切なことわざ

天気の急変や空模様からはじめ、津波を生き延びる知恵を得ることができる「ことわざ」を学ぶことができます。
筆者の方が気象予報士の方であり、天気図やイラストを用いた説明が豊富で、とても分かりやすいです。

災害予知ことわざ辞典

1985年に出版されており、入手がかなり難しかったです。
災害に関することわざが辞典形式でまとめられており、じっくり読むよりはパラパラと読む中で知識が付く書籍です!

災害伝承―命を守る地域の知恵

こちらは、災害関係の研究者や博物館の方々が事例等を解説しています。
雲仙普賢岳や桜島等、九州の災害がメインとなっています。
九州ではどのように伝承を受け継いできているのか、記念碑の解説がとても詳しかったです。

少し専門性が高いですが、写真や図が多い点がとてもうれしいです。

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災害伝承 命を守る地域の知恵 [ 高橋和雄 ]

価格:3,080円
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しずおかの文化新書10 千年に一度の大地震・大津波に備える: 〜古文書・伝承に読む先人の教え〜

安価ではありますが、静岡の地名や、災害の歴史をあらかじめ予習してから読むことをお勧めします。

災害対策に力を入れている県として有名な静岡県ですが、これを読むと「なぜ静岡県が災害対策に力を入れているのか」がわかります。

民間伝承・地名の声を聴くー港・海の防災

港・海に関する伝承に特化しています。
港湾民間伝承研究会による研究のまとめといった立ち位置のように感じました。

災害予知と防災の知恵―生物、ことわざ、地名に学ぶ

生き物の行動やことわざ、地名に注目して、災害予知に関する知恵を検証しています。
地名研究に携わっている筆者ならではの切り口だと思いました。

地名にどんな言葉(音)が入っていると危ないのかがとても詳しかったです。

入手が困難な点と、かなり専門的な内容のため、一番最後のご紹介になります。

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